遠い過去と近い過去

遠い過去と近い過去

明日の今頃もしかしたら隕石が降ってくるかもしれません。

1945年3月10日は東京大空襲から76年。
戦争をご経験された方からすると本当に辛く悲しい過去だと思います。
しかし、僕はその40年後に産まれますので話を聞いて想像するしかありません。
物凄く遠くの過去の話。二度とそのような惨劇を繰り返さない為に学ぶべきことなのは間違いありませんが、その時の感情をまんまトレース出来るなんて言う方が烏滸がましくないでしょうか。
遠い過去は数字と研究結果に基づき、先に活かすしかありません。

2011年3月11日金曜日
東日本大震災から10年の歳月が経過しました。
10年です。たったの10年。
鮮明に覚えてます。自分は浜松町のビルに居ました。凄まじく大きな揺れを感じました。あ、これが大震災と言うやつなんだって思いました。結果は震度5強だったはずです。
そして東北地方の惨状を目の当たりにし恐れ戦きました。
個人的には当時務めていた会社のあまりにも不甲斐なさに、人個人個人の対応や人間性などが露になりました。
人間なんてこの程度か…と思う人から、凄いなって思える人まで。
記憶にしっかりと刷り込まれてしまった事態なので忘れられませんし、この記憶はきちんと伝えて行かなくてはならないとも思っています。
言うなら近い過去。記憶を持った人が後世にきちんと伝える努力をしたいです。

そうなると76年前の東京大空襲を伝えている方々も未だに鮮明な記憶となり忘れられずこのことを後世に伝えるべきだと思っていらっしゃると思うのです。

遠い過去と近い過去。
結局は強いトラウマを持った人がその記憶と戦い続けていく事なのかもしれません。

未来は予測がつきません。今この瞬間に核ミサイルが飛んでくるかもしれません。
ならば不確定要素の強い未来のリスクを過去に学び少しでもスワップ出来るなら良いなと思います。

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