
物販とカウンセリングを両立させるビジネスモデルの作り方
物語のはじまり──悩めるサプリ販売者の声
「サプリメントを販売しているのに、なかなか売上が安定しない…」
40代の女性起業家・美香さん(仮名)は、オンラインで健康サプリを販売していました。最初は知り合いやSNSのフォロワーから注文が入り、「これでやっとビジネスが形になった!」とワクワクしていました。
しかし、数ヶ月経つと現実は違いました。
• 一度買ってくれても、リピートが続かない
• 値引きキャンペーンをしても利益が残らない
• カウンセリングを別で提供しても単発で終わってしまう
「サプリはモノ売り、カウンセリングは時間売り。どちらもやってるけど、どちらも不安定…。私はどんなビジネスを作りたいんだろう?」
そんな葛藤を抱えたまま、彼女はため息をつきました。
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問題の原因──「切り離し思考」という誤解
実は多くの起業家が陥っているのが、
「サプリ販売」と「カウンセリング」を別々に考えてしまう思い込み です。
• サプリ=モノを売るビジネス
• カウンセリング=自分の時間を切り売りするサービス
この2つを切り離してしまうと、どちらも“点”でしか存在せず、顧客の問題解決につながりません。
顧客が求めているのは、「健康を実現する一貫した仕組み」。
単なるサプリでも、単なるカウンセリングでもなく、両方を統合した“伴走型サポート”こそが価値なのです。
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解決のカギ──「統合モデル」を描くこと
ではどうすればいいのか?
答えはシンプルです。
サプリとカウンセリングを“別モノ”ではなく、ひとつのストーリーとして設計する。
• サプリは「身体を整える道具」
• カウンセリングは「使いこなすための地図」
この2つを組み合わせることで、顧客は「結果」を手に入れられます。
まるで、トレーナーが伴走するマラソンのように。
単に靴(サプリ)を渡すのではなく、練習メニューや走り方(カウンセリング)までトータルで支援する。
こうすることで「継続」と「信頼」が自然に生まれます。
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具体的なビジネスモデルのアイデア
ここで、いくつか具体的な形を紹介します。
1. 定期購入+月1回オンライン相談
• サプリを定期便で届ける
• 月に一度の健康相談をセットにする
• 顧客は「使いっぱなし」にならず継続できる
2. パーソナルカルテ+個別提案
• 初回に体質・生活習慣をヒアリング
• その人専用の「健康カルテ」を作成
• カルテをベースにサプリと生活習慣改善をセット提案
3. グループプログラム+推奨商品
• 健康講座やグループカウンセリングを開催
• 講座で学んだ内容を実践する“お守りアイテム”としてサプリを紹介
• 教育と販売が自然に一体化
これらはあくまで例ですが、共通点は「顧客が結果を出すまでを設計している」こと。
商品とサービスを繋げることで、単発売上ではなく継続収益が積み上がっていきます。
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まとめ──「信頼が収益をつくる」モデルへ
サプリ販売とカウンセリングを両立させる秘訣は、
「分ける」のではなく「統合する」ことです。
顧客が本当に欲しいのは「サプリ」でも「カウンセリング」でもなく、
“健康というゴールにたどり着く仕組み”。
• サプリはツール
• カウンセリングは伴走
• 両者を結びつけた「仕組み」が価値
美香さんも、この考え方を取り入れて「定期購入+オンライン相談」のモデルを導入しました。すると、リピート率が上がり、顧客からは「一緒に伴走してくれてありがとう」という声が増え、売上も安定していったのです。
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次の行動へ──あなたのモデルを描こう
もし今、あなたが
• サプリ販売が単発で終わってしまう
• カウンセリングが労働収入になってしまう
• 両立したいのにうまく組み合わせられない
と悩んでいるなら、まずは「統合モデル」を描いてみてください。
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それでは (^^)/


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